東京都公安委員会 古物商許可第301121104915号

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よくある誤解

ブランド腕時計の売却を、何度もする人はあまりいないと思います。そう、ほとんどの人が売却の初心者なのです。そこで、売却初心者にありがちな思い込みや誤解の、主な5つをご紹介します。

誤解 1
有名な時計店は高価買取できる

テレビや雑誌で見たことのある有名な買取店は、なんとなく安心できるので、つい高価買取を期待しがちです。しかし、そういった買取店は広告費をかけた分、売値を上げるか、仕入値を下げるかして採算を合わせる必要があります。残念ながら、大きな宣伝を行っているお店で、本当に買取価格が高いところはほとんどないと言ってよいでしょう。

誤解 2
時計の相場はかっちりと決まっている

業者間取引において、時計の売買相場というものは存在します。しかし、業者間取引は非常に多くの場所で開催されており、その全てを知ることはおおよそ不可能です。また、取引量の少ない時計においては、参考になる買取相場データがない場合も多くあります。

一般の方の中には、「時計は相場が決まっているからどこで売っても大差ない」とお考えの方がいると思いますが、それは間違いです。

仮に相場が決まっているとしても、お客様から安く買うことで、買取店は利益を大きくすることができるため、買取店がお客様に提案する買取価格は、買取店により変わってきます。

誤解 3
時計のプロなら”すぐに”買取価格を答えられるはず

時計のプロなら、すぐに買取価格を答えられると思っている方は多いです。しかし、ブランド時計は非常に種類が豊富で、めったに取り扱わないブランドやモデルというものも存在します。特にインターネットでも見つけることが出来ないような希少な時計は、その場で買取価格を教えることができないケースも多いです。

例えば、価格を尋ねた場合に「折り返しのご連絡」になることがあります。しかしそれは、相手の専門知識が足りないのではなく、お客様に丁寧に買取価格をご案内するためなのかもしれません。すぐに答えることの出来る価格は、買取店にとって安全な安い価格でしかありません。

誤解 4
新品同様だからもっと高く売れるはず

通常、お客様が申告する時計のコンディションは過大評価であることが多いです。お客様が新品未使用(と変わらない)と言っている時計であっても、買取店からすると、ただの状態の良い中古品であったりします。また、ブレスレットの駒調整をしていない、未使用の時計であっても、保証書に販売日付のスタンプが押されていたり、場合によってはその日付がかなり古い場合、新品として売ることのできない時計であることもよくあります。

一般的に、新品として取扱出来るのは、コマ調整をしておらず保護シールも貼ってあるもので、保証書の日付スタンプが一ヶ月以内のものと言われています。

誤解 5
並行輸入品ではなく正規品だから高い

日本で並行輸入品と呼ばれる時計は、外国では正規品です。日本の正規品と海外の正規品は、基本的には違いはありません。中古時計として売買されるときはそれらは全て同じ時計として扱われます。

例外として、ヨーロッパで販売される時計は、アジアと比べ、アメリカもしくはヨーロッパの保証書のほうが人気があるなど、細かな違いはあります。一部ブランドではアフターサービスの都合上、正規品の方が評価の高いこともあります。

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